インプラントとは何らかの理由によってなくなってしまった歯の部分に、チタンなどで作られた人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせて行うと言った歯の治療方法です。なくなった歯の治療方法には入れ歯やブリッジなどと言った方法もあります。入れ歯の場合は隣り合った歯をほとんど削らずに治療することができますが、針金などで両隣の歯に引っ掛けるためその部分に負担をかけたり、見た目にも目立つことや違和感が大きいなどといったデメリットがあります。ブリッジの場合には物をよく噛むことができますが、両隣の歯を削る必要があります。
インプラントの場合にはなくなった歯の部分を単独で治療することができるため、隣り合った歯を削ったりすることがなく、顎の骨に歯根をしっかりと固定するため自分の歯のときと同じように強い力で物を噛むことができますし、安定した噛み合わせを長期間保つことができ、失った歯の数が多い場合でも噛み合わせの力の回復も可能です。かぶせる人口の歯は見た目にも自然な感じで作ることができるため、見た目にも違和感がありません。また入れ歯は平均使用年数が短く、ブリッジは平均すると8年ほどの耐用年数であるとされていますが、インプラントは毎日の歯磨きなどのケアや治療後の定期的な検診を行うことで、入れ歯やブリッジよりも長い期間健康な歯を維持することが可能です。ただしインプラントは治療時間が他の治療方法よりも長時間かかることがありますし、比較的費用がかかります。
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