早い話、歯医者も人間ということです。褒められれば嬉しいし、文句を言われれば不快な気持ちにもなります。ほとんどの人にとって歯科医院は痛いことをされるというイメージが強く、できれば足を踏み入れたくないと誰もが思っています。だから大抵の人は、どうしようもなくなってから歯科医院を訪れます。
そうすると、まず患者は歯が痛い、歯ぐきが腫れていて不快だ、入れ歯の調子が悪い等の良くない情報ばかりを歯医者に伝えます。もちろん患者にしてみれば、痛い等の不快な状態を何とかしてほしくて来院するのですから、それも当然です。ですが、ここで歯医者も人間ということを思い出して下さい。歯が痛いので何とかしてほしいと訴えるだけではなく、もしそこが行きつけの歯科医院であれば、以前に治してもらった時のお礼を言うとか、今回歯が痛くなるまではとても調子よく咬めていた等の、前回してもらった治療に対する感謝の気持ちを表わしましょう。
ほんの少しの心遣いで、治療する側の気持ちも違うものです。そして今回の治療により歯の調子が良くなったら、その時はまた改めてお礼を言いましょう。良くならないのに良くなったなどと嘘をつく必要はありませんが、してもらった治療行為によって改善された点は積極的に伝えるべきです。中には偏屈な先生もいるでしょう。
忙しくて、患者と喋る暇もないというような歯科医院もあるかもしれません。ですが、これだけははっきり言えます。患者に感謝の気持ちを伝えられて、嫌な気持ちになる歯医者は絶対にいません。ですから、感謝の気持ちを積極的に伝えることが歯医者と上手に付き合う一番のコツです。
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